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あなたは、攘夷派か、開国派か?

投稿日時:2020/05/02 09:24


【野口健さんか、藤澤か?!】避難所にテント村って。

外堀は固まった!
欧米の先進国の避難所は体育館ではなくて、テントなのです。

ではなぜ、日本は体育館で、欧米はテントなのか?これには、国の仕組みの違いが影響しています。

簡単に説明すると、日本は災害時の対応は自治体が主導します。例えば小さな村では、当然お金がないので、避難所は小学校の体育館になる。対して、欧米の先進国では国土安全省という国(政府)が主導しているので、国が必要な機材(テントやキッチンカー、人材等の物資)を用意するので地域による格差はないのです。つまり日本では、市町村が災害時の対応を担っていることから、お金のあるなしで命に格差が生じてしまうのです。住んでいる地域によって命の格差があっていいものでしょうか。

日本では被災した自治体の当事者(役場の人)が避難所運営に当たります。役場の人だって同じ被災者であり、家族の安否が気になるはずです。まして、家族の中でケガ人がいたり、行方不明っだたりしたら、平然と業務に就けるでしょうか。その点欧米では、被災地と関係ない人がやってきて対応するので、思う存分仕事ができるのです。さらに、被災地には48時間以内にキッチンカーと職能支援員と呼ばれる人(日本で言えば、有償ボランティア)がやってきて、温かい食事を提供できる仕組みができています。備蓄の非常食を食べる必要はないのです。ですから、少なくとも被災当日だけを被災地の当事者でなんとか乗り切ることができればよいのです。

つまり、何も体育館がダメで、テントにしろということではなくて、僕は西洋に学ぶことが必要だと思うのです。現に日本の体育館の避難所は85年前とほとんど変わらずです。日本という国は、幕末時、戦後と西洋に学ぶことで発展遂げてきたのですから。ストレス過多の旧式のやり方にこだわりつづけるのか、それとも西洋式を取り入れていくのか。幕末で例えるなら、攘夷派は旧式の体育館、開国派はテントの避難所を推奨している登山家の野口健さんと北海道では赤鼻塾の藤澤というところです。

あなたは攘夷派か開国派か?和式か洋式か?僕はどっちもありだと思うのです。



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