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ノウホワイ(Know-why)を防災教育に生かす

投稿日時:2024/11/09 05:34


赤鼻塾の研究のひとつに「難しいことを簡単にする」があります。
今回は「ノウホワイ」教育を取りげます。ノウホワイ教育とは、ノウハウのバックグラウンドを理解することで、なぜそうなっているのか?なぜどうしてそれをするのか?マニュアルの背景を理解することで対応力を高めるていくことです。

例えば「シェイクアウト訓練」を取り上げます。「ドロップ(低く)」「カバー(頭を守る)」「ホールドオン(動かない)」ですが、なぜそうするのか、どのようなときにするのか?何に対してそうするのか?の背景について「揺れた時」と抽象的です。
そこでノウホワイ教育を取り入れます。地震時の大きな揺れにより、「上(上から物が落ちてきて危ない)」「よこ(自分の横にあるものは動いたり倒れたりするので危ない)」「ガラス(割れた破片で危ない)という、地震時の三つの危険「上よこガラス」を組み合わせることでシェイクアウト訓練を補完することができます。地震時は三つの危険「上よこガラス」から身を守るための方法として、だから「シェイクアウト訓練」をする必要があるのだなと納得して行動に移すことができます。
「なぜ、そうするのか?」と根拠を理解することで災害への対応力を高めることができます。
大切な人を守るために、研究に終わりはありません。


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